闇の便利屋“ヒーラー”というコードネームを持つソ･ジョンフには無人島を買うという夢がある。

一方、芸能記者として日々スクープを追い求め走り回るチェ･ヨンシンは、いつか憧れのキム･ムンホのような記者になりたいと願っている。

そんなヨンシンの憧れの存在キム･ムンホは弱者の声を伝え、国民からの信頼も厚い一流記者。

その彼が、ある人物を捜し出すことをヒーラーに依頼してきたのだが…

ハノル体育大学の重量挙げ部の期待の星、キム・ボクジュは水泳部のトップ選手で女子に大人気のチョン・ジュニョンと勘違いからトラブルになる。

そのことがきっかけでジュニョンはボクジュが小学校の同級生で、自分を助けてくれた怪力のおデブちゃんだったことに気づく。

それ以来、ボクジュの姿を見かけてはわざと昔のあだ名で呼んでからかうジュニョンだが、実はボクジュの行動が気になって仕方がない。

高麗時代の英雄だったキム･シン（コン･ユ）は、若き王の嫉妬から逆賊として命を落とす。

その後、神の力によって“不滅の命”を生きる“トッケビ”となってしまったシン。

彼を永遠の命から解き放つことができるのは“トッケビの花嫁”と呼ばれる存在ただ一人。

美術館で有能なキュレーターとして働くドクミの裏の顔は、アイドルグループ「ホワイト・オーシャン」のシアンを追っかける“オタ活女子”。

コンサートに行く時は顔の半面を覆うマスクと帽子で偽装し、日常でも徹底した一般人コスプレをしている。

ある日、絵の競売場でシアンがテレビで好きだと言っていた絵を見つけたドクミ。

思い切って手を挙げるが、ライアンという男に負けてしまう。

大企業の副会長イ・ヨンジュンは、容姿、頭脳ともに完璧だが自分大好きな超ナルシスト。

そんな彼を9年間支えてきた秘書のキム・ミソは、恋や結婚をして自分の人生を歩みたいと、ヨンジュンに辞職を宣言する。

突然の出来事にショックを受けたヨンジュンは、あの手この手で引き止め、ついには「自分が結婚してあげるから、秘書を続けろ！」と渾身のプロポーズをするもあっさりと断られてしまう。